劇団☆新感線の「乱鶯」を観てきました。
好きなんですよ〜。
かれこれ20年以上は見続けています。
いまや日本を代表する人気劇団となりましたが基本姿勢が変わらないところが大好きです。
そんな新感線が新たに打ち出したシリーズが「いのうえ歌舞伎《黒》BLACK」
徹底的に笑いにこだわったおポンチ系と、音楽を前面に押し出したRX、ド派手でケレン味溢れる展開をしてきたいのうえ歌舞伎にもうひとつ「大人」の要素を盛り込んできました。
大人の庶民の日常を描いたとインタビューで古田さんは言ってましたが、そこまで変わったという感じはしませんでした。
10年ほど前にも「大人の新感線」を目指した吉原御免状ほどの違和感は感じませんでした。
あのときは「ああ、私の好きな新感線は違うところへ行ってしまった」と悲しんだものです。
(その後じわじわと印象が変わってきて今はもう一度DVDで観たいと思ってます)


以下は感想。
激しくネタばれしてるのでご注意を。






勘助が早々に死んでしまって「え〜粟根さんもう出てこないの?」と思ってましたが、まさか幽霊になって絡んでくるとは。
古田さんと粟根さんが絡むシーンて昔から好き♪ なんかほのぼのします。
たくさん粟根さんが見れて嬉しい、しかし二階席では顔が見えない〜。
白塗りだと余計に…。
十三郎に対して「お加代を頼む」というのは今までにないパターンだったかもしれません。

じゅんさんが久々に本物の悪役でかっこよかった…!
じゅんさんの悪役好きなんですよね〜。容赦ない感じで。
ちょいちょい笑いは入れてくるけど、さすがに日替わりネタコーナーはなかったですね。
べっこう飴が好きという設定がクライマックスの伏線になっていたのはお見事!

登場人物のほとんどがストレートな性格だけど十三郎だけ複雑な人物に思いました。
恩返しのために七年間ただお加代のそばにいるというのは優等生すぎるかな。
(もちろん恩返しだけが理由ではないけれど)
あと勝之助のためとはいえ、一時でも砂吉に協力することに葛藤はなかったのか、とかね。
それでも七年ぶりに手にする刀に「重てえなあ!」と叫ぶところに、結局その道に戻ってきてしまった諦めと覚悟を感じました。
そしてラスト。
平穏な日常を取り戻したように見えたのは一瞬、最後の最後に黒部と対峙したところで幕!
「え、そこで!!!???」
舞台的には余韻ありまくりでめっちゃかっこいいですけどね。
幸せになることを完全に諦めている十三郎。いやでも、自分の意思を貫いているので幸せといえるのかな。
お加代のことを思うとかわいそうですけどね。


今までの新感線は観終わった後に高揚感とか爽快感があったので、そういう意味では新しい新感線といえるかもしれません。
バカバカしく、かっこいい新感線が好きなので、いのうえ歌舞伎のたびにこの路線だとちょっとツライものがありますが、たまにならいいかな。
次回は音楽主体のRX、客演の数を抑えてるので新感線色の濃いものになるといいな~。

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